発泡ポリプロピレンと発泡ポリエチレンの2層構造のシートを真空成形して製造しているため、発泡ポリプロピレンの断熱性の高さと、発泡ポリエチレンのコストパフォーマンスの良さを両立させることができます。
例えば、水道管の断熱カバーやボイラー配管など、パイプ内の温度を一定に保ちたい場合や、外気温度の伝わりを遮断する必要がある製品におすすめなのが2層発泡シートです。
また、パイプ接続部のボルトやクランプのデコボコなどのディテールの成形も実現可能です。
近畿シコーの2層発泡シートは真空成形方法を用いて製造しています。この方法を使えば、複雑な形状の断熱カバーを作る際の金型費用や、製造にかかる時間を削減することができます。
2枚重ねにしたポリプロピレンシートとポリエチレンシートを、同時に発泡・成形し製造します。内層に断熱性と耐熱性に優れた発泡ポリプロピレンを使い、外層に耐候性に優れ材料価格の安い発泡ポリエチレンを使うことで、両方の材料の優れた機能を活かしつつ、コストパフォーマンスの良い断熱カバーを作ることが可能になりました。
「断熱効果を高めたい」「コストを削減したい」など、お客様から様々なご要望をうかがい、それに合わせてシートの厚みを調整した製品をご提案いたします。
断熱効果の他に、例えば、難燃性(燃えにくさ)や紫外線への耐久性を高めたいなど、プラスアルファの性能をご要望のお客様には、製造の際に添加剤等を配合するなどして、製品の物性改善を行います。